ボロ

札幌ハムプロジェクトさんの公演
「ボロ」を観てきた。
舞台セットも役者も全てダンボール
という舞台

前日に知り、子連れOKということで
子どもたちに行きたいか聞いたら
即答で「いきたい!!」の返事が(笑)
慌てて予約フォームから申し込んだ。

バストリオさんの時も思ったけど
フォームがあるのは大変便利。
今回は親子券もあってありがたかった。

会場に入ると
ダンボールで作られたセットや
人形、いや役者たちが静かに板付している。
ピクリとも動かない。
そりゃそうだ、ダンボールだもの。

役者たちがこれからどんな演技をするのか
どんな物語なのかドキドキしつつ
子連れがうちだけだったので
子どもたちのトイレのことやら観劇中
静かにしていられるかなど
そっちにもドキドキを募らせていた。

前説が終わり音楽が大きくなる。
隣で子どもたちが、幕開けの緊張感に
小さく息を飲んで
背筋をピンとさせたのがわかった。
ワクワクしているんだ。

ボロはロボットで
人工知能を身につけていた。
そして大好きな女の子を探していた。
CPUが壊れていて
寝たら(スイッチオフしたら)
記憶を忘れてしまう。
だからいつも思い出せるように
メモを取っていた。
そのメモを丁寧に紐解きながら
物語は進んでいく。

淡々と物語が紡がれていくのだが
ライトで生み出される陰影や
繊細な動きがいろんな表情を生み出すので
寂しい、愛おしい、苦しい。。。
様々な感情を感じていく。

俯瞰してみたらおかしな光景かもしれない。だってダンボールだぜ?ダンボールが
なんか動いているのみて泣いたり笑ったりしている人もいるんだぜ?

冷静になればVRお化け屋敷で
ひとりメガネ外して見るような感じにも
なりかねないところなんだけど
そんなことになることもなくて。

いやいや。もうね。
途中からもう役者がダンボールとか
忘れてるよね。
私の頭ん中空っぽよ。
ただただ心で感じるだけ。

おかしなこと言うけど、
ダンボールが生きているのよ!
そう、
ウキウキするようなこの錯覚。

こういう感覚になる舞台は大好き。

観ているうちにだんだんとダンボールが
生身の役者に見えてくるのが不思議でたまらなくって。
ロボットが自ら人工知能を発展させ改造して
「感情」を持っていったように、
無機質なダンボールたちが創作によって
息をして、本来の目的とは違う形で
生き生きと動き出す様と
物語の中の「ボロ」が感情を
持つことによって本来の目的とは違う形で
生きていくという様が
リンクし重なり合っていくの。

そのコントラストがラストにかけて
さらに刹那さを深めていく。

最後は
「何のために生きているのか?」
「幸せって一体なんだ?」
そんな感情に
蝶のように舞い蜂のように
ズブズブと刺されながら終幕。

子どももたちも「面白かったけどちょっと寂しかった」と言っていたので
何かを感じ取っていたみたいだ。

今朝になってじわじわときている。


終演後、ダンボールの舞台&役者たちを触ることができた。

子どもたち興味津々!!
触りまくっていた。
実際に動かしてみたりと貴重な時間。

多分、ダンボールを手に入れ次第
創作劇が始まる気がする。
部屋の掃除を思うと頭が痛いけど(笑)

ボロに続いて
特別上演の「星の王子さま」の途中、
下の子がグズグズになったけど
終演後「静かに観れたね。すごいね」
って褒めてもらえて子どもたちも
嬉しそうだった。

投げ銭して記念に頂いた
缶バッチも帰宅後、愛用の水筒に付けた。

劇中に出てきた
星の王子さまの本が欲しいというので
今度購入しようと思う。

#ハムプロジェクト #札幌ハムプロジェクト
#ボロ #ダンボール #人形劇
#ハムプロダンボールシアター











Miwa Ojima

Writer・Editor・Actress and so on

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